乳がんについて

乳がんのお話について

生活の欧米化が進んでいることで、日本の乳がん数はとても増えています。
2004年は、乳がん羅患率が日本人の女性のがんの割合の中で第1位でした。 また、乳がんでの死亡数も増加しており、第5位となっています。 36歳~60歳の女性の乳がん死亡率では、胃がんを追い抜き、すでに第1位となっています。 しかも、乳がん死亡数も36歳~60歳の間が多く、全体の約半数まできています。
しかし、乳がんも早期に見つかれば、乳房を温存する手術を受けることが可能であり、高い治癒率が期待できます。
乳がんは「早期発見」がとても大事であり、そのためには、日頃から月一回の乳房の自己検診を行ったり、医師による定期的な検診をおすすめします。

全て女性がかかる可能性のある病気の乳がん

予防がなかなか難しいといわれる乳がんですが、かかりやすい条件を知っていれば万一の時も早期発見に繋がります。

乳がんにかかりやすい条件
・親や姉妹などで乳がんになった人がいる
・出産経験がない、あるいは30歳前に出産を経験していない
・初潮が早かった人、閉経が遅い人
・特に閉経後に肥満になった人
・良性だが乳腺疾患になったことがある
・授乳期間が短い
・草食よりも肉食に偏った食生活 etc...

あくまでも上記にあてはまる人は、あてはまらない人に比べて少しだけ乳がんになる可能性が高いというだけのことなので、 みなさんに忘れずにいただきたいのは女性であれば、誰でも乳がんにかかる危険はあるということです。
常日頃から自分の乳房をよく観察しておくことと、乳房に起こっている変化を見落とさないように、気をつけてください。

しこりチェックによる乳がんの発見

早期に乳がんを見つけるためには、乳がんの特徴を理解しておく必要です。
月に1回でも乳房の自己検診をし、何か変化がないかどうかチェックする習慣をつけましょう。
日頃から自分で「見て」「触って」、 いつもの乳房の状態を知っておくことで、小さな変化もすぐに見つけることができます。

乳がんを見てチェック!

 

鏡の前で様々な姿勢をとり、乳房の変化を確かめていきます。
・腕を上や下に動かす
・頭の後ろの方で手を組む
・手を腰に当て、上半身をかがませるなど

乳房に触れてチェック!

 

チェックする方の乳房側の腕を上げ、 もう一方の手で乳頭の周りを円を描くようにして、 指でなでながらゆっくりと調べていきます。
・入浴時、手に石鹸やボディーシャンプーをつけて触れる
・布団の上で仰向けに寝っ転がって行う

自己検診のベストタイミング
閉経前であれば、生理が始まってから1週間後を目安に行いましょう。閉経後なら月に1度、日にちを決めてしてみましょう。

チェックポイント

○乳房のしこりはないか
乳がんは1~2センチ程の大きさになると、自分で触れても分かるしこりになります。 

乳がんのしこりには、
1ごつごつしている感じがある
2短期間に大きくなる
3痛みがない、などの特徴があります。

○乳房が凹んでいる、皮膚表面の変化はないかどうか
乳房の皮膚ぐらいまで乳がんが達すると、「くぼみ」や「ひきつれ」、乳頭の陥没などが見つかることがあります。

○乳頭からの分泌物はないか
血液が混合した分泌物が多く見られますが、血液が混ざっていたとしても透明に見えることがあります。

○腋窩のしこりはないか
まれではありますが、脇の下のリンパ節が腫れて見つかる場合の乳がんもあります。