手術・療法について

主な乳がん手術の方法

がんの状態を調べた上で、患者さんに適した手術の方法をご提案します。


乳房を取る手術

乳房と胸の筋肉を取る手術

 乳房と胸の筋肉を取る手術

乳房全部と大胸筋、小胸筋、脇の下のリンパ節を全て取ります。

乳房を取るが、胸の筋肉を残す手術

 乳房を取るが、胸の筋肉を残す手術

筋肉は残しておいて、乳房全体と脇の下のリンパ節を全て取ります。


乳房温存術(乳房を残す手術)

 乳房温存術(乳房を残す手術)

乳房を残す場合も、乳房にがんがある場合は取らなければなりません。
がんとその周りを取る方法や、乳房の1/4を扇状に取っていく方法があります。 同じく脇の下のリンパ節も取ります。

術後のケア

手術後のリンパマッサージ

手術を行って脇の下のリンパ節を取った場合、腕のむくみやすくなります。 それは、老廃物や栄養素を運ぶリンパ液の流れが悪くなるからなのです。
リンパ浮腫は手術後何年たっても起こる可能性があります。
中には、10年以上たってから起こる例もあります。

最初はわきの下のマッサージから始めましょう。

 わきの下のマッサージ

①→②→③→④の流れで体の中心から脇の下のリンパを流すように、マッサージしてみましょう。

 もみほぐす

硬い部分を柔らかく揉みほぐすように手のひらですり上げたり、両手でもみ上げたりします。

乳房の補正を考えた下着の選び方(乳房補正のこと)
ブラジャーの選び方

ブラジャーの選び方

乳がん用の補正下着は、カップの内側にパッドを入れるためのポケットなど、様々な工夫がされています。
手術後の腕の上がりの状態に合わせて、選ぶと良いと思います。

放射腺療法の下着について
照射部位にマーカーで印を付けますので、マタニティーブラ等のなるべく安価な下着が良いでしょう。このマーカーは、洗濯してもなかなか取れないため肌に優しい生地で、前開きの脱ぎ着しやすいものがオススメです。

手術後に注意しいただきたいこと
手術を受けた方の腕は、
できる限り負担をかけないでください


リンパ液の流れが悪くなり、腕がむくみやすくなります。

・指輪や時計などは付けず、服の袖口は緩めにしてください。

・重い荷物は持たず、カバンやハンドバッグも、反対側の腕で持ちましょう。

・重い荷物を自転車の積んで走るのは控えましょう。

・自動車運転も、少しの間は控えましょう。

・血圧測定・採血・注射は、できるだけ反対側の腕でしましょう。


けが・やけど・手荒れには十分注意して。
傷ができると、健康な時よりも炎症を起こしやすくなってしまいます。。 

・指先や手が荒れないように、ハンドクリームを塗りましょう。

・深爪をしたり、虫刺されに注意しましょう。

・ガーデニングを行う場合は、ゴム手袋を使用しましょう。

・なるべく日焼けしないようにしましょう。

・けがをしたらすぐに水で洗い、消毒してください。 大きなけがをしたり、傷口が治りにくい時は、病院に行ってください。